
見た目の美容に関しての悩みとして多いのが、腰回りから太ももにかけて太くなってしまうことです。この部分が太くなってしまうと体型が崩れてしまうだけでなく、これまで履けていたズボンが履けなくなってしまうので着る物の幅が少なくなってしまいます。
そこで腰周りから太ももの肥満で悩んでいる人に最適なダイエット法として水泳での足痩せ法を紹介します。
腰周りからふとももは太くなってしまうのか
腰周りからふとももが太くなってしまう理由としては体重と脂肪が大きく関係しています。下半身は上半身の骨と臓器の重さを一手に引きうけている部分なので、自身の体重の半分の力が常にかかっています。本来10分以上歩く運動をしていれば、その重さによって鍛えられるので腰周りからふとももは太くなってしまうどころか引き締まるのが普通です。
しかし近年では通勤通学に公共の交通機関や自家用車を使用する傾向にあるのと、仕事をするにも立ち仕事をするよりもデスクワークといった座る仕事の量が増えることによって腰や太ももを鍛える習慣が少なくなっているのです。
腰や太ももを鍛える習慣がなくなると、当然ながら臓器の重さに耐え切れなくなるので血液循環が悪くなり体温が低下します。体温が低下すると細胞の活動が落ちてしまうことになり、本来脂肪を食べて燃やしてくれる機能も比例して活動しなくなるので溜まっていきます。
さらに太ももは常に体重と重力の影響を受けているので、その負担に皮膚のコラーゲンが耐え切れなくなり広がります。その広がった部分に消化し切れなかった脂肪が蓄積することで太くなるというわけです。
なぜ水泳がダイエットに最適といわれるのか
腰周りから太ももが太くなってしまうのは筋肉量が落ちてしまっているからなので、逆に言えば落ちた筋肉量を戻せば元の引き締まった状態に戻ることを意味します。ただ筋肉量が落ちている中でいきなり運動をすると怪我をしてしまう恐れがあるので、そこで筋肉量が落ちた人で太もも痩せをしたいという人にお勧めの運動法が水泳なのです。
なぜ水泳がお勧めなのかというと、まず水は浮力があるということです。水の中に入ることによって浮力を得ると、水中では自身の体重の影響を半分に減らしてくれます。筋肉量が落ちたときに運動すると、その地面を歩いたときに発生する反動に足腰が耐え切れなくなることで膝痛や腰痛の原因になってしまうのです。
しかし水中であれば浮力によって体重と地面からの反動を分散してくれるので、膝や腰に負担をかけずに長時間の運動をすることが可能になります。そしてお勧めの理由の2番目としては、水中は浮力があるだけでなく水圧があるということです。
水は流動体ですが、その状態を維持するために元の状態に戻ろうとする力が強いのです。その元に戻ろうとする力を水圧というのですが、これは水深が浅い場所でも等しくかかっているものです。そのため水圧がかかっている中で運動をすることによって、陸で運動するよりも筋肉を使うことになるので痩せやすい体を作りやすくなります。
そして人間は水中では呼吸が出来ないので、泳ぐときには途中で顔を上げて溜めておいた息を吐いてから再び呼吸して泳ぐということを繰り返します。この一連の行動が、必然的に有酸素運動を行なうことにつながっています。
有酸素運動をすると体内に新鮮な酸素が大量に入り込むことで、全身の血液循環がよくなり酸素が供給されることで細胞が活性化します。太ももが太くなるのは脂肪の蓄積が原因なので、この呼吸によって酸素が多く供給されればおのずと脂肪燃焼効果につながるので太もも痩せにつながるというわけです。
どんな泳法でも良いが基本はクロール泳法がおすすめ
水泳で太もも痩せをしたいときに悩む点としては、水泳には色々な泳法があるがどれが一番効果的なのかということです。基本的には泳法の大半が全身を動かす運動であり、さらに泳いでいる最中に呼吸もするものなので全般的に効果はあります。
ただダイエットで太もも痩せをしたいという目的で行なうのであれば、おすすめの泳法というのが最もポピュラーな泳法ともいえるクロールが実は一番効果があるのです。なぜクロールが効果があるのかというと、この泳ぎ方は前に進むための推進力を得るためにバタ足を常に行うのと上半身を左右に動かしているからです。
バタ足は水中を常に動かすことによって、ボートのプロペラのように前に進む力を発生させます。バタ足を行なうということは、それだけで足全体を動かして行なうものなので必然的に太ももを含めて足全体の筋肉を増やすことにつながります。
そしてクロールは両手を回すように動かしながら、上半身を左右に動かして推進力を生み出します。上半身を左右に動かすことによって呼吸をするのですが、そこで大きな酸素吸入をすることになるので有酸素運動につながります。
さらに左右に動かすことによって、バタ足をしている太もも部分も使う筋肉の位置が変わるので満遍なく鍛えられることになるので太もも痩せになるというわけです。
もし泳げなくても泳ぐときにはビート板を使うか歩幅を広くして歩くだけでも効果有り
太もも痩せに水泳が効果的とわかっても、子供のときの経験でどうしても泳げないという人もいるのも確かです。泳げないという人には、大抵のプールにはビート版が完備されているものです。ビート板は泳ぎを知らない子供のために、基本的なバタ足の効果を分かってもらうために上半身を浮かせられる板になります。
足全体を動かして運動することが重要なので、泳げない人はビート板を使ってバタ足をするだけでも十分に効果があるのでお勧めです。ただ色々な人が多くいる中で子供が使う印象のビート板を使うことに躊躇してしまう場合には、そのときにはプールの床に足が届く位置に行って歩くだけでも良いです。
先に言ったとおりに水には浮力だけでなく水圧もあるので、水中を歩くだけでも十分な運動量になるので長く続ければ太もも痩せにつながります。ただし普通に歩いているだけでは足にかかる負担が少なくなるので、普段歩いている足幅よりも極力広く取って歩くほうが効果が上がります。
継続は大事だが同じメニューを繰り返すのは注意が要る
水中ダイエットは継続が大事ですが、一転だけ注意があります。それはどの運動によるダイエットにも共通することですが、「継続は大事だが同じ事を繰り返すだけは避けなければならない」ということです。それには筋肉が鍛えられるメカニズムが関係しています。
筋肉は負荷を受けたことで傷ついた部分が、再び傷つかないようにするために強くなるという働きにより鍛えられます。そのため、同じ運動を3日間繰り返してしまうと、その運動の負荷に筋肉が慣れてしまい、鍛えられなくなってしまうのです。《詳細 ... 脚やせ専門 ... リフィート》
そのため太もも痩せをするために筋肉を鍛えたいのであれば、1日目はクロールだけ、3日後はクロールをした後は水中を歩く、もしくは水中スクワットをしてより負荷をかけるなどのメリハリをつけるのが重要です。